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トプスシステムズ社がEEMBC® 民生機器分科会に加入
民生機器分科会はデジタル・イメージング、マルチメディア、ウェブ・ブラウジングの性能評価に有効なベンチマークの開発を進めています。
カリフォルニア州エルドラド・ヒルズ — 2011年6月1日 — The Embedded Microprocessor Benchmark Consortium (EEMBC) は本日、トプスシステムズ社がEEMBC民生機器分科会に加入したことを発表しました。トプスシステムズ社は、日本で次世代マイクロプロセッサを世界市場向けに開発しており、EEMBCの最先端ベンチマークを策定する上でEEMBCに寄与することでしょう。メンバーとしてトプスシステムズ社はEEMBCの民生機器向けベンチマーク特に、マルチコア・アーキテクチャの並列性評価に用いられるMultiBenchスイーツに関連するベンチマークを利用することができます。
EEMBCの民生機器分科会は、いくつかの市場向けに業界標準ベンチマークを策定しています。それには、デジタル・イメージング・タスクを処理するデジタル・スチル・カメラ、プリンター、その他の組み込みシステムに使われるプロセッサの性能評価、デジタル著作権管理(DRM)、eコマースでよく使われる暗号化アルゴリズムと暗号解読アルゴリズム向けベンチマークを含んだ画像、映像、オーディオなどのファイルの圧縮・解凍処理を行うプロセッサ・サブシステムの性能評価があります。民生機器分科会はまた、コネクテッド・デバイスを評価するための標準的に業界で受け入れられている手法BrowsingBenchを策定しました。
トプスシステムズ社代表取締役 松本 祐教氏は「当社のコア技術の民生機器への潜在的用途は多岐にわたります。当社は、EEMBCと協力することで、実機用途での性能とエネルギー消費量を予測できる標準化の策定に寄与できると考えます」と述べました。また「当社の COOL (低消費電力・高速)システムは、チップの数を増やすだけで、エネルギー消費量の低減と機能や性能のスケーラビリティを実現できます。」と補足しました。
EEMBC会長マ-カス・レビーは「次世代組み込みシステムのコア技術に研究・開発を集中するトプスシステムズ社のやり方は、次世代BrowsingBenchを我々が開発する観点で、EEMBCの民生機器分科会に貢献できると確信しています。」と述べました。そして「さらにMultiBenchスイーツを用いれば、低消費電力と高性能を可能にする彼らの複数コア技術の良さを最大限に発揮できるでしょう。」と補足しました。
EEMBCのメンバーになることで参加企業は、コンソーシアムの策定したベンチマーク・ソ-スコードにアクセスできます。 そして次世代ベンチマークの策定に参加する機会が与えられます。EEMBCにおけるベンチマーク策定は、トプスシステムズ社が最近加入した民生機器分科会のようなアプリケーションベースの分科会における審議と、民主的なプロセスで行われます。 メンバー企業の協力によって、EEMBCベンチマークは、客観的で明確に定義されたアプリケーションベースの基準で、組み込みプロセッサ、コンパイラ、およびJava実装の性能評価のできる業界標準として確立されました。
トプスシステムズ社について:
トプスシステムズ社は 1999年、日本のつくば市に創設されました。モバイル・ネットワーキングやコミュニケーション・システムズ向けに SoC-IPソリューションを開発しています。トプスシステムズ社の草分け的な技術は、TOPS(Trillion Operations Per Second)と呼ぶヘテロジーニャス・マルチプロセッサ・アーキテクチャです。 この技術は、粗粒度タスク並列実行、タスク最適化実行エンジン、および高効率バスコントロールを融合させたものです。このアーキテクチャは、マルチメディア・フォンやワイヤレス家電に代表されるモバイルアプリケーションの性能と消費電力に対する厳しい条件をクリアするものです。トプスシステムズ社の詳細はこちらをご覧ください。 http://www.topscom.co.jp.
EEMBCについて:
The Embedded Microprocessor Benchmark Consortium (EEMBC、エンバシーと発音します)は、システム設計者がシステムに合った適切な組み込みプロセッサの選択ができるように、ベンチマーク・ソフトウェアを開発している非営利団体です。それらベンチマークのアルゴリズムは、民生機器、デジタル・エンターテイメント、ネットワーキング、自動車・産業機器、通信機器、Java、OA機器向けに分類されます。さらにMultiBenchはSMPアーキテクチャをベースにしたマルチコア・プロセッサをターゲットにしています。これらのベンチマークは、EEMBCの会員になるか、法人向けまたは大学向けのライセンスを得ることで、入手が可能です。EEMBC技術センターは、ベンチマークの開発管理やベンチマーク結果の認定を行います。
EEMBCの現在の会員は以下の通りです。ACE Associated Compiler Experts,、AMD、アナログ・デバイセズ、アンデス・テクノロジー、アプライド・マイクロ、アーム、ブロードコム、キャビウム・ネットワークス、コード・ソーサリ、サイプレス・セミコンダクタ、フリースケール・セミコンダクタ、富士通マイクロエレクトロニクス、グリーンヒルズ・ソフトウェア、IARシステムズ、IBM、イマジネーション・テクノロジーズ、インフィニオン・テクノロジーズ、インテル、ロッキード・マーティン、LSIロジック、リナックス・ワークス、マーベル・セミコンダクタ、メディア・テック、メンター・グラフィックス、マイクロチップ・テクノロジーズ、MIPSテクノロジーズ、ネットロジック・マイクロシステムズ、ノキア、NXPセミコンダクターズ、Plurality、クアルコム、リアルテック・セミコンダクタ、レッドハット、ルネサス・エレクトロニクス、三星電子、ソニー・コンピュータ・エンターテイメント、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツ、トプスシステムズ、VIAテクノロジーズ、ウィンドリバー・システムズ, ゼロックス、ザイリンクス