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EEMBC® がTCI-IPの性能とコンフォーマンスの
業界標準テストを提供するためにIxia社とコラボレーション
EEMBCの第一世代システムレベル・テストはIxANVLとIxLoad
を用いてネットワーク・プロトコルの認定試験を自動化します
カリフォルニア州エルドラド・ヒルズ— 2010年2月22日— The Embedded Microprocessor Benchmark Consortium (EEMBC) は本日、イーサネット機能を内蔵するシステムをテストできる業界標準ベンチマークスイーツをリリースしました。このスイーツは、実用的な動作伝送制御プロトコル(TCP/IP)クライアント・シナリオをテストすることによって、TCP/IPサーバーとして組み込みシステムの性能とコンフォーマンスを評価することが可能です。このベンチマークスイーツはETCPと呼ばれ、Ixia社自動ネットワーク検証ライブラリ(IxANVL)とIxLoadの提供するコンポーネントを使います。このベンチマ-クは、イーサネット・インターフェースを内蔵するプロセッサの能力を評価・検証する目的で、装置OEMが使うメリットがあります。
TCPはインターネット・プロトコル(IP) スイーツの基盤コンポーネントです。TCPは、バイト・ストリームを高信頼性でかつ、データの順序を決めて転送するので、ファイル転送やEメールのアプリケーションに適しています。TCPはIPスイーツの中であまりに重要なため、このスイーツそのものをTCP/IPスイーツとも呼びます。ネットワーク機器や通信機器でコンテンツベースの処理が増加するにつれ、TCPプロトコルは組み込みプラットフォームのコアプロトコルになりました。
「我々は、イーサネット内蔵のマイコンからデータセンター向けハイエンドプロセッサまで広範囲のプラットフォームに適用可能なベンチマークスイーツを作成する必要がありました。TCP/IPプロトコルが普及した現在、それは自明な選択でした」とCavium社CTO兼ソフトウェア部門副社長であり、EEMBCネットワーク分科会議長のムハマド・ラギブ・フサイン氏は述べました。さらに「このように広範囲のプラットフォームに対応するため、EEMBCはマーケットセグメント別に複数の性能とコンプライアンスのシナリオを提供しました。」と補足しました。
ETCPのコンフォーマンス測定シナリオでは、さまざまなRFC標準への準拠性能を測定します。ETCPに組み込んだ性能測定シナリオでは、システムバンド幅・レイテンシーを計ります。
コンパイルされたCコードを組み込みプロセッサ上で実行させる従来のEEMBCベンチマークと異なり、ETCPスイーツはIxia社テスト・プラットフォームからリアルタイムに生成されたシミュレーテッド・ネットワーク・トラフィックを使います。Ixia社 IxANVL (自動ネットワーク検証ライブラリ ANVL)は、インターネットプロトコル仕様に準拠しているかを検証するため、ネットワークとデバイスのコンフォーマンスをテストするときに用いられます。ネットワーク機器やインターネット・デバイスの開発者およびメーカは、自動的にプロトコル・コンプライアンスとインターオペラビリティを検証するために、IxANVLに依存しています。
IxANVLは、リナックスまたはWindowsのOSを使ったPCとイーサネット・カードがあれば実行できます。したがって、EEMBCのテスト環境としては非常に実用的です。このソフトウェアは、VNIC(仮想ネットワーク・インターフェース・カード)ドライバを介して、Ixia社のテスト・解析プラットフォーム上で動作するように設計されています。このフレキシビリティがあるため、IxANVLは10/100/1000から10Gまでのすべての業界標準テストインターフェースをサポートします。Ixia社のIxANVLは、業界標準のプロトコル・コンフォ-マンスを満足するため、レイヤー2-7のネットワーク・デバイスを検証します。
EEMBC会長マーカス・レビーは「性能とコンフォーマンスのテストに関するIxia社とのコラボレーションは非常に価値あるものでした」と述べました。さらに「Ixia社は、ETCPテストスイーツを策定するために、EEMBCとだけ作業を行い、多大な努力を注ぎました。この新しいスイーツを用いることで、我々はメンバーやEEMBC認定を希望する誰に対してもTCP性能解析とコンフォーマンス検証を提供することが可能となりました。」と補足しました。
Ixia社のiSimCityは、ETCPテストスイーツを開発する上で不可欠でした。Ixia社の iSimCityは、エンタプライズ、装置ベンダー、キャリアが装置性能と運用モデルを検証する極限スケールテストベッドを利用する上で助けとなる、概念実証ラボです。EEMBCは iSimCityをETCPテスト検証オペレーションの基盤として使います。
ETCPはEEMBCのメンバー向け認定で利用されます。またこのスイーツは認定の前準備としてIxia社よりライセンスを受けることができます。EEMBCのTCPベンチマークは、必要となるIXIA社の機材を所有しているという証明があれば、メンバー以外にも無償で提供されます。EEMBC技術センターは、1-48ポートの1GByteイーサネット(1GbE)または9-16ポートの10GbEをサポートするプラットフォーム向けに$6000の値段より正式認定を行います。
EEMBCについて
エンベデッド・マイクロプロセッサ・ベンチマーク・コンソーシアム(EEMBC)はプロセッサ・アーキテクトや組み込みシステム設計者が組み込みプロセッサとそのシステムの能力を正確に把握できるようにベンチマーク・ソフトウェアを開発しております。現行のベンチマークは、単一コアおよびマルチコア・プロセッサの性能とエネルギー消費量を、デジタル・エンターテイメント、デジタル・イメージング、ネットワーキング、オフィス・オートメーション分野について、推測することを可能にします。他に自動車、組み込みJAVA、通信機器の分野向けのベンチマークがあります。またコンソーシアムにはEEMBCでのベンチマーク開発を行うR&Dセンターとしての機能、ベンチマーク・サービス、スコア認定サービスを提供するEEMBC技術センターがあります。
EEMBCの現在の会員は以下の通りです。アドバンスト・デジタル・チップ、AMD、アナログ・デバイセズ、アンデス・テクノロジー、アプライド・マイクロ、アーム、イクシア、ブロードコム、キャビウム・ネットワークス、コード・ソーサリ、サイプレス・セミコンダクタ,
ファラデイ、フリースケール・セミコンダクタ、富士通マイクロエレクトロニクス、グリーンヒルズ・ソフトウェア、IARシステムズ、IBM、イマジネーション・テクノロジーズ、インフィニオン・テクノロジーズ、インテル、LSIロジック、リナックス・ワークス、マーベル・セミコンダクタ、メディア・テック、メンター・グラフィックス、マイクロチップ・テクノロジーズ、MIPSテクノロジーズ、ナショナルインスツルメンツ、NECエレクトロニクス、ネットロジック・マイクロシステムズ、ノキア、NXPセミコンダクターズ、オープンカーネル・ラボ、クアルコム、リアルテック・セミコンダクタ、レッドハット、ルネサス・テクノロジー、三星電子、ソニー・コンピュータ・エンターテイメント、STマイクロエレクトロニクス、サンマイクロシステムズ、テキサス・インスツルメンツ、VIAテクノロジーズ、VMware、ウィンドリバー・システムズ。
Ixia社について
Ixia社は、無線並びに有線のインフラとサービス業界向けに、統合型IP性能テストシステムとサービス検証プラットフォームを提供するリーディング・プロバイダーです。Ixia社のテストシステムは、複雑なネットワーク、デバイス並びにアプリケーションの性能と信頼性を検証する目的で、ネットワークやテレフォニー装置メーカ、半導体メーカ、サービス・プロバイダー、政府機関やエンタープライズによって広く、利用されております。Ixia社のマルチプレイ・テストシステムは、実使用下における音声、映像、データサービス並びにネットワーク能力をテストしたいというニーズに答えるものです。
EEMBCは the Embedded Microprocessor Benchmark Consortiumの登録商標です。その他の商標は、該当する各会社に所有権があります。